私は宇都宮のキャバ嬢でした。
私のキャバクラ嬢としてのキャリアのスタートは、宇都宮市でした。
市内にあるお店で働き始めると、少しずつお客さんもついて、お店の売り上げを支えるくらいの存在になることができたんです。
そうなると段々と欲が出てきてしまって、私は東京へ進出することを決意しました。
東京の中でも“キャバクラの聖地”と言われている新宿の歌舞伎町のお店で働いたんですけど、正直、とても大変でした。
他のキャストとの関係やスタッフさんとの関係、お客さんとの関係、仕事へのプレッシャーなどなど・・・とにかく大変なことばかり。
仕事をしていても、「なんのためにキャバクラ嬢やってるんだろ?」と疑問を持つことも少なくなくて、少しずつやりがいも感じなくなってしまったんです。
心も体も疲れてしまうと、こういうネガティブな気持ちになってしまうものですよね。
もう一度キャバ嬢というお仕事を楽しみたいと思って、私は宇都宮に帰ってきました。
昔の気持ちを思い出せるか不安だったけど、歌舞伎町でのあのストレスなどが嘘みたいに、また心からお仕事を楽しめるようになりました。
心も体も復活しましたよ。
同じ職種でも、やっぱり働く場所って大事ですね。
私にとっては東京よりも、圧倒的に宇都宮という街が合ってたみたいです。
東京でキャバ嬢になるのは稼げるけど大変なことも
東京でキャバクラ嬢になることも、大都会でキャバ嬢を続けていくことも、多くの女性が思っているよりもずっと大変なことです。
これは私の経験はもちろんですけど、私の周りにも似たような経験をした子たちがいて、同じように「東京は稼げるけど、やっぱり大変」と口を揃えて言っています。
確かにお金は稼げるんですよね。
東京都内のお店は料金も客単価も高いので、必然的にキャストの子の時給額やバック率も高くなります。
でも、その金額に見合わないほど大変なことも多いんです。
特に人間関係とプレッシャーに関しては、東京は異常なほどシビアですよ。
みんなギラギラしてるし、表向きは楽しんでいるように見えても、裏では全然そんなことはありません。
そんな状況に身を置いてみると、さすがに働き続けるのは大変で、どのお店もキャストの入れ替わりはかなり激しかったですね。
関西や北関東、九州などキャバクラは地方にもある
キャバクラで働くとか、キャバ嬢になるという夢を持っている女の子にとっては、きっと東京は憧れの街なんでしょう。
事実、私にとってもそうでした。
歌舞伎町のお店には、私と同じように地方から出てきた女の子も何人もいましたしね。
でも、キャバクラって東京にだけ存在しているものではありません。
試しにこちらのサイトを見てもらえばわかりますが、私が働いていた宇都宮だけでも実はこんなにも多くの店舗が存在しています。
関西にも九州にも四国にも東北や北海道にも、日本全国どこにでもあるんです。
あまり視野は狭くならない方がいいですよ。
視線の先が東京だけになってしまうと、もしかしたら私みたいにツラい思いをしてしまうかもしれません。
まずは身近なところや地方に目を向けてみてもいいはずです。
東京には東京の良さ、地方には地方の良さがあることを知ろう
同じキャバクラと呼ばれる形態のお店であっても、地域によって特徴や雰囲気が全然違うことを、私は経験を通して学ぶことができました。
いくつかの地域で働いてわかったことは、それぞれにちゃんと良さがあるということ。
東京には東京の良さがあります。
きらびやかだしゴージャスだし時給が高いことは、東京の良さでしょう。
でも、地方には地方の良さがあるんです。
たとえば群馬の高崎なんて高級店が多くて皆さんが思っているよりもはるかに時給が高かったり。
キャスト同士仲が良いし客層もいい店舗が多くて心も体も落ち着くのは、地方の良いところですよね。
それをぜひ知ってください。
各エリアの特徴や良さを知れば、自分にとってどの場所で働くことが一番のメリットとなるのかがわかるはず。
それが把握できれば、楽しく長くキャバ嬢というお仕事を続けることができますよ。